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バーブ&リリィ 音楽CD(ボサノヴァ)

バーブ&リリィ 音楽CD(ボサノヴァ)
山梨在住のボサノヴァ・デュオ「バーブ&リリィ」
バーブ&リリィ 作品山梨県内と東京を中心に、ライブを中心に音楽活動をされているバーブ&リリィ(Verve & Lily)のお二人。彼らは、バーブさんのギターとリリィさんの歌でボサノヴァを演奏するデュオです。
このたびバーブ&リリィとして初のCDを出すことになりました。Sakka zullaではモノづくり、創作活動という観点では音楽もそれに含まれるのでは、ということで、今回縁あってミュージシャンの方にご参加いただけることとなりました。
インタビューの日は、とあるイベントでライブをされるとのことで、イベント会場へ伺いました。そこで初めて聴いたバーブ&リリィのステージ。9月の晴天の中でにぎわうイベント会場の中、静かに奏でられるギターと優しい歌声が、そこだけ違う空気をまとっていました。
音楽に疎いSakka zullaスタッフなので、稚拙な感想になってしまいますが、とても聴き心地の良い音楽というのが、耳にしてすぐの感想でした。
二人の音楽はボサノヴァですが、いわゆる一般的にイメージされるボサノヴァの音楽とは少し雰囲気がちがいます。声とギターだけ、という演奏が、耳に、心にじんわりと流れ込んでくる印象。
また、大正・昭和の曲をボサノヴァにアレンジした楽曲のレパートリーも数多くあり、聴く人には懐かしい音楽との再会と、ボサノヴァとの新しい出会い、という両方を与えてくれます。
時代を超えて人々の心に残るメロディーラインや言葉が、バーブさんの繊細なギターと、リリィさんの細くささやくようなやさしい歌声に乗り、美しく奏でられるのです。
そのシンプルで飾らない演奏スタイルだからこそ、足を止めて耳をすませてみたくなる・・・そんな音楽でした。
ジョアン・ジルベルトに魅了されて・・・ボサノヴァとの出会い
バーブ&リリィ 作品14歳からギターをはじめていたバーブさんは、これまで様々なジャンルの音楽に触れてきました。そんなバーブさんがボサノヴァのミュージシャンとなったきっかけは、ボサノヴァの創始者ジョアン・ジルベルトとの出会いから。
大学生の時に長野県白馬のカフェでアルバイトをしていたある深夜のこと、店内のFMからジョアン・ジルベルトの曲が流れました。その瞬間、魔法にかかった、とバーブさん。アルバイトを終えて、当時暮らしていた東京へ戻ってレコードを探し、以後、バーブさんはずっとジョアン・ジルベルトを聴き続けているとのこと。
ボサノヴァに関しては、昔も今もジョアン・ジルベルトだけが好きなのだそうです。
一方、リリィさんは元々ジャズシンガーとして音楽をやっていたそうですが、ブラジルに滞在していた時にライブハウスでボサノヴァに出会ったのがきっかけだったとか。
バーブ&リリィとして、二人で活動するようになったのは2009年のこと。それまではバーブさんはソロのボサノヴァシンガーとして活動。一方リリィさんは、ピアニストのお姉さんと音楽活動をされていました。
ある日、甲府市内のホテルにあるビアガーデンでリリィさんの歌を聴いたバーブさん。山梨県内でボサノヴァをしているミュージシャンの方はほとんどいなかったため、東京から歌いにきている歌手なのかと思ったそうですが、リリィさんも山梨の方でした。リリィさんの方も、バーブさんの噂は耳にしていたそうです。
その後、知人を通じて改めて知り合った二人。バーブさんのライブを聴きにきたリリィさんにその場で1曲歌ってもらったところ、「すごくよかったんですよ」とバーブさん。
バーブさんによれば「僕がリリィの歌にひとめぼれして、一緒にやってほしいとお願いした」のだそうです。
そして二人でデュオとしてのライブも実現し、「声とギター」というシンプルな構成のボサノヴァデュオとしての活動が始まりました。
時を経て人々に愛される名曲を、自分たちの演奏で芸術として高みへ運んでいく
バーブ&リリィ 作品今回、バーブ&リリィとして初めてCDの販売が決定されたのですが、個別で音楽活動をされていた時もライブがメインとなっていたので、お二人ともCDを出すこと自体今回が初めて。
アルバムタイトルとなっている「カチューシャの唄」をはじめ、誰もが聴いたことのある曲をお二人でアレンジした6曲が収録されています。
オリジナル曲の作曲はしないんです、とバーブさん。この言葉にはちょっと驚きを感じました。
その理由はというと、「いい音楽はすでにたくさんある。流行り廃りのサイクルが速く使い捨ての音楽が溢れている今、わざわざ下手な曲を作る必要はないから」とのこと。
音楽の使い捨てをやめて、本当にいい音楽を聴き分けて、いい音楽を楽しむことが大事なのだとお話しくださいました。
普段、よく聴く好きな音楽やアーティストはいらっしゃいますか?と伺うと、お二人とも特にいないのだそうです。
これもなんとなく意外に感じられました。
もちろんバーブさんにとってジョアン・ジルベルトは唯一の存在であり、またジャズをやっていたリリィさんにとってはジャズも好きな音楽のひとつです。
ですが、数ある名曲を自分たちの演奏で芸術として高めていくことが一番大切であり、音楽をやっていることの喜び。音楽を鑑賞することももちろん好きですが、演奏者・表現者としてより高いステージへ己を持っていくその行為が音楽をやる上で一番の魅力です、とバーブさんの姿には音楽に対する真摯な思いが見て取れました。
今までもライブを中心に活動してきていますが、CDの製作中はスケジュール的にライブを控えていたので、これからは積極的にライブをやっていきたいとのこと。
ライブを通して、もっと自分たちの音楽を磨いていきたいですね、とリリィさん。
CDは1枚目ができたばかりですが、今後も機会があれば2枚目、3枚目とリリースをしていきたいとお話しくださいました。
お二人は東京や長野など山梨県外でもステージに出られているので、山梨以外でも直接その音楽を楽しめる機会もありますが、ライブに足を運べない方はぜひCDで、声とギターが織り成す美しい音楽を聴いてみてください。
一部の曲は、バーブ&リリィのホームページでも試聴できるとのことですので、興味のある方はぜひアクセスしてみてくださいね。ライブの情報もホームページやFacebookから確認できます。
プロフィール
バーブ(Vo. G.)とリリィ(Vo.)によるボサノヴァ?デュオ。ボサノヴァの創始者、ジョアンジルベルトスタイルのシンプルでリリカルなステージを続けている。最近では日本の古い曲の詩と旋律の美しさに魅せられ、ステージのレパートリーに加えている。今回のファーストCD「カチューシャの唄 声とギター」は、大正初期から終戦前まで(1914〜1944)の日本の名曲を6曲選び、ブラジル音楽のサウダージ溢れるタッチで仕上げている。山梨、東京を中心としたライブ情報はHPの「Events」に掲載。