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クラフト 5つの銅貨(三好 克泰)木工食器・カトラリー

クラフト 5つの銅貨(三好 克泰)木工食器・カトラリー
丸太から削りだされる、ナチュラルな風合いの食器たち「クラフト 5つの銅貨」
クラフト 5つの銅貨 作品三好さんは天然木で食器やカトラリー等をつくる木工作家さんです。
富士急行線下吉田駅のすぐ目の前にあるショールームへお邪魔すると、棚一杯に並ぶ作品と室内に満ちる木の心地よい香りが迎えてくれました。
「5つの銅貨」というのは、三好さんがお気に入りの、昔のアメリカ映画のタイトルからとったとか。古い映画やジャズが好きであればご存知の方がいるかもしれません。
丸太の状態で仕入れた天然木材を、木工用旋盤を使用して削りだして食器やカトラリーを中心に作品作りをしていらっしゃいます。
現在の作品はボウルやお皿などの食器や、カトラリーが中心です。
制作に用いる木材は、桜、樫、楢、欅、桑などさまざま。基本的に広葉樹の堅い木を使います。
花器としても使えそうなほど大きなボウルから、小さじより小さなかわいいスプーンまで、すべてひとつの木を削りだして作っています。デザインはシンプルで、天然木ならではのやさしいカーブや年輪の模様がさまざまな表情をみせています。和洋どちらの食卓にもなじみそう。そして見た目以上に軽いのも特徴です。
旋盤をつかった作品での強みは、深い食器(ボウルなど)を作れること。
また、木は加工前に乾燥させてから加工するのが基本ですが、三好さんはグリーンターニングといって生木を乾燥させずに加工し、加工後に乾燥させるという方法でもつくります。同じ形のお皿を作っても、乾燥していく過程でひとつひとつが違った形のゆがみを形成していき、それがなんとも言えない暖かみのある味わいを生みます。
もちろん、乾燥の過程で割れてしまったりもします。おもしろいことに、なぜか割れてしまったものを好んで買うお客さんもいらっしゃるとか。
また、作品の中で独特な風合いをもっているのが、ナチュラルエッジと呼ばれる技法で作られた、フチに木の皮を残したまま加工した作品。ただナチュラルな風合いがあるというだけでなく、木の皮の濃い色合いがアクセントとなり重みをプラス。作品をひきしめてくれます。
ステンドグラス作りを経て、木工作家へ
クラフト 5つの銅貨 作品三好さんは木工の前は趣味でステンドグラスを作られていたそうです。 そしてステンドグラスでランプシェードを作ってく中で、一般的にブロンズ等で作られているランプの土台を木製でつくってみようと考えました。
「ステンドグラスのランプは洋風色が強いから、日本の家ではなかなか置く場所がない。なのでランプベースを一般的に使われているブロンズやアイアンではなく、木でシンプルにしたらなじむかなと思いました」
それが現在の木工旋盤(ウッドターニング)の道へのきっかけに。
現在はほとんど作っていないとのことですが、ショールームにはいくつかステンドグラスと木台で作られた素敵なランプが飾られていました。
2004〜5年ごろ、河口湖のワークショップで出会った木工作家の方に師事し、本格的に木工旋盤で作家活動が始まりました。2009年頃からクラフトマーケットなどに出て行く機会も増えていき、やがて木工作家としての活動が本業となってくように。
木工のよさはやはり、自然の物をつかえるということ。昔からログハウスなどもお好きだったという三好さん。作品につかう木材の伐採の段階からお手伝いに行くなど、木との関わりは以前から深いようです。 作品は大小さまざまですが、大きな食器よりも小さいカトラリーの方が作るのはちょっと難しいそう。まだカトラリーを作り始めたのは最近のことで、慣れていない部分もあるんだけどね、とのこと。
それでも丁寧に作られたスプーンやハニーサーバーなどは可愛らしく、実用はもちろんキッチンのインテリアとしても活躍できそう。大小そろえてみたくなる、バリエーションに富んだサイズも見ていて心が躍ります。
いつかはランプシェードを木工で作ってみたいとお話しくださいました。どんな作りやデザインにするかを現在模索中だそうです。
とはいえ突き詰めて考えるといやになるから、アイデアがおりてくるのをのんびり待つんですよ、とおっしゃっていました。どんなものが出来上がってくるのかとても楽しみですね。
県内外のイベントでも、作品に出会えます
クラフト 5つの銅貨 作品ショールームとは別のところにある工房にもお邪魔させていただきました。
もとは機織り小屋として使われていた工房には、木材がぎっしり。ショールーム以上に、生の木の濃密な香りが満ちた空間でした。
旋盤加工をする上で大事なことは「失敗してもめげないこと」だとか。
「慣れても失敗するのがよくあるので、ヘマをしてもくじけずがんばること。そうすればなんとかなる(笑)」
高速で回転する機械にセットして加工するので、破片が飛んだりひやっとする瞬間も当然あるそうです。まじめにやれば大丈夫、ズルしようとすると怪我をする。と笑って答える三好さん。
ちなみに、失敗してしまった作品はどうするのか、と伺うときれいな部分をつかって小さな食器やカトラリー、またはペンダントヘッドにも加工したりするそうです。
生木を扱うため、木工は冬が一番忙しいそう。木の伐採は冬に行われるので、大きなものや大まかな仕事は冬におこないます。そして他の季節に、大きな作品を作るときにくりぬいた木材を使って小物を作ったり、補充をするときに冬にあらかじめ加工しておいた作品の仕上げをするそうです。
そして作品づくりに忙しかった冬をが終わると、今度はイベントで大忙しです。三好さんは、県内に限らず県外のイベントに数多く出展されています。取材日の翌日からもイベントへの出展があるとの話で、予定が目白押しでした。イベントは春と秋がメインだそうです。
各地の大きなクラフトマーケット・陶器市等に出られていますので、県外の方も三好さんの作品に出会える機会があると思います。
そしてショールームでは、他作家さんたちとの合同でグループ展も行われることがあります。今までに2回開催されてきましたが、年に数回される予定です。
三好さんの木工作品はもちろん、陶器・ガラス・革など色々なバリエーションの作品が出展されます。 平時は基本的に不在が多いので、ショールームへお越しの際は要予約とのことです。
Sakka zullaでも参加イベントの告知をさせていただきますので、ぜひチェックしてください。
プロフィール
2000年 ステンドグラスのランプベース制作のため、木工旋盤を始める
2004年 木工旋盤で器づくりを始める
2009年 近場のクラフトフェアに参加し始める
現在はボウル・プレートの器のほかに、スプーンや調理ヘラなどのカトラリーにも力を入れています。食生活が楽しくなるようなモノを手に、全国のクラフトフェアに出展しています。
クラフト 5つの銅貨(三好 克泰)
ショールーム 403-0011 山梨県富士吉田市新倉852-3(富士急行線下吉田駅おりてすぐ。要予約)・工房 403-0011 山梨県富士吉田市新倉1067-2
Tel/Fax 0555-24-5344
E-mail