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夢ふうせん(竜澤 友子)一閑張り

夢ふうせん(竜澤 友子)一閑張り
一閑張り「夢ふうせん」で、わくわくをふくらませて・・・
夢ふうせん(竜澤 友子)一閑張り竜澤さんは、伝統工芸である一閑張りの作家さんです。普段は絵手紙の講師として活躍する傍ら、趣味として一閑張りを習い、作品を作りつづけてきました。「夢ふうせん」とは、作品をつくっていく過程のわくわくした気持ち、そして作品を手に取り使ってもらえることを考える時のわくわくした気持ち、それが夢のように大きくふくらんでいきますように、そして新たな作品へとつながっていきますように、との思いが込められた名前。
今回の取材の少し前、2016年の8月に、笛吹市「学びの杜」で、一閑張り作品の初お披露目となる展示会をされたそう。「夢ふうせん」というお名前が決まったのはこのときでした。
竜澤さんが一閑張りと出会ったのは、2013年のこと。東京の絵手紙の先生の作品展を見に行った際に、一閑張りの作品を初めて目にし、心をつかまれたという竜澤さん。
それからご自身でも始めてみようと一閑張りを学び、作品づくりを開始しました。
一閑張りとは、竹籠などに和紙や布を貼り込み、柿渋を塗って強度や防水性を高めた日本の伝統工芸のひとつ。丈夫なつくりと軽さが特徴で、古くから生活道具として親しまれてきました。
一閑張りを始めた当初は、和紙と柿渋で仕上げられたシンプルな作品を作っていたそうです。やがて教室をやってみてはどうかという話が出てきた際に、もっとおしゃれな作品にできないだろうか、と考えました。そして様々な一閑張りの作品を探してたどり着いたのが、仙台で「アトリエ千日紅」を主宰している一閑張りの作家さんであり先生である橋本年古さんの作品でした。
和紙だけではなく、布を使いその色柄を活かした一閑張りの美しさに心をうたれ、以後現在に至るまで師事しているとのことです。
竜澤さんが「夢ふうせん」として作品を販売するのは今回Sakka zullaへのご参加からがスタートです。また、同時に2016年10月からはご自宅で一閑張りの教室も開講します。
古布ならではの魅力を、最大限に活かしたデザインの作品づくり
夢ふうせん(竜澤 友子)一閑張り現在の竜澤さんの一閑張りは、和紙だけではなく、着物や帯などの古布を貼って彩り豊かに、ただのカゴではなく「バッグ」として使えるデザイン性の高い作品となっています。これは師事している橋本さんより、一から学んだ技法を元にしているとのこと。
最初に学んだ、和紙がメインとなる一閑張りは、5cm程度のサイズにちぎった和紙をもんで、重ねていきながら強度を高め、柿渋も最低2回は塗込んでいくもの。時がたつにつれ柿渋独特の風合いが強くなり、シンプルで機能的なものとなります。
対して現在の古布を使った技法は、布の色柄や模様をどのように見せるか、デザインを試行錯誤する必要があり、また工程も増えるため時間がよりかかります。
デザインを決めるには土台となる竹カゴに布をあて、写真を撮ったりしながら完成像をイメージしながら、貼付ける布の大きさや他の和紙や布との組み合わせ、表と裏との見え方などを調整していくのだそう。仕上げの柿渋も使用しますが、色柄を綺麗に表現したい所は柿渋の色がかぶらないように、色がでないコーティング剤を塗布します。逆に中面や底などの強度が必要なところはしっかりと柿渋を塗ったりと、手間を惜しまず仕上げて行くのだそう。また、持ち手もカゴのデザインに合わせて手作業で制作します。
表面は一種類の和紙や布ではなく、複数の素材と組み合わせ見せ方を工夫しています。古着の着物や帯、中には江戸時代の布や大福帳を使用していたりと、本当に一期一会の素材を使っているのです。バッグにしたとき、どちらを表にしても良いように、裏表のデザインを少しずつ変えながら、どちらも主役として見せられるようにデザインしているそう。
さらに、中面にも和紙を貼るのですが、外側とは違う色合いにしたりと見えないところまで丁寧な作業を心がけています。
現在は、古着物や古和紙などを使っていますが、いずれは絵手紙をやってきた経験を活かし、竜澤さんが自分で描いた絵を一閑張りのデザインに使っていきたいとのこと。
さらなるオリジナリティを追求して、竜澤さんだけの作品を作りたいという意欲が感じられました。
人との出会いには意味がある。作品を通して人と心のつながりを大切にしたい
夢ふうせん(竜澤 友子)一閑張り元々絵手紙の講師をされている竜澤さん。絵手紙との出会いは2000年頃で、講師としての活動は2006年から。以後、笛吹市内のご自宅を含め10教室で講師活動をしています。
絵手紙と一閑張り、それぞれに通じ合う部分、伝えたい魅力とはどんなものなのかを伺いました。
「花や風景など季節のうつろいに心を寄せ、手紙と掛け合わせていく絵手紙と、素材となる和紙や古布の色柄をどのように表現するか考える一閑張り。それぞれ色への意識が強くなることが良く似ています。また、絵手紙は送る相手がいて、一閑張りは使ってくれる人がいる。どちらも、受け取る人のことを思いながら、心を込めて作るという共通項があります」とのこと。
自分が感じる「美しい」という気持ちを、誰かのために表現する楽しさ、教室を通して竜澤さんが伝えたい魅力はそこにあるのかなと感じました。
2016年の秋から始まる一閑張りの教室は、8月におこなった展示会をきっかけに受講申込みも多く受け、開講前からすでに定員いっぱいの受講が決まっているそうです。
現在は、2時間の体験コース・全6時間で作品を作る短期集中コース・月2回の定期コースと3コースが用意されています。
また、定期コースを長く受講される生徒さんにはさらに高い技術を教える上級コースも考えているとのこと。長年絵手紙の教室をされてきただけあり、これから始まる一閑張りの教室についても今後の展望をしっかりとお持ちでした。
「最初の基礎は、生徒さんは講師の言う通りに作品を作りますが、やがてひとりひとりの感性に沿った作品づくりが始まっていきます。その時に、講師として自分が生徒さんへ伝えられるものは伝え、逆に生徒さんが持つ素敵な視点や感性は、私も学び吸収させてもらいたい。そして何より人と人とのつながりを大切に、楽しんでやっていきたいですね」と竜澤さん。
竜澤さんはお話の中で、「教える」ではなく「伝える」という言葉を使っておられました。その言葉からも、絵手紙や一閑張りに対する敬意、また自分も学んでいるという謙虚な気持ちが伺えました。
日々の絵手紙教室でお忙しいであろう中、一閑張りの教室も始めたりと精力的に活動を続けるのは、人との出会いやつながりといったものを大切にし、日々の喜びとして感じているから。出会いから生まれる新たな感性が、竜澤さんの作品をさらに高めていってくれると思います。
プロフィール
山梨県笛吹市在住
2000年 絵手紙と出会い、学ぶ
2006年 地球絵手紙ネットの講師となる
2009年 地球絵手紙ネット特別講師を取得
以後、絵手紙講師として、笛吹市を中心に10教室で指導を続ける
また2013年山梨国民文化祭において絵手紙と俳句のコラボレーションなどを行い好評を得る
2013年 一閑張りと出会う
2016年 宮城県仙台市「アトリエ千日紅」の橋本年古先生に師事
2016年8月 笛吹市学びの杜にて初の作品展示。山梨日日新聞へ掲載
   10月 一閑張り教室開講
【夢ふうせん 一閑張り教室(2016年秋開講)】
毎月第1・第3の水曜日(午後)と土曜日(午前・午後)の開講。1回120分のコースです。
体験コース:1回の受講(120分)で一閑張りのざるを制作します。受講料4,000円(材料費込み)
短期集中コース:120分×3回の受講でカゴバッグをひとつ制作します。受講料13,000円(材料費込み)
定期コース:月2回の受講で、基礎からじっくりと一閑張りを学んで行きます。基礎コース 受講料1ヵ月6,000円(材料費別・持ち込み可)
※定期コースは基礎コースの他上級コースも予定しております。詳細はブログをご覧ください。
SORA
夢ふうせん(竜澤 友子)
ブログ 一閑張り 夢ふうせん
沢山の方に、一閑張りのすばらしさをお伝えすべく、絵手紙などを取り入れて、世界でひとつのオリジナル一閑張りバッグを製作中。
教室についての詳細は、ブログからお問い合わせください。
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